やすさとです。
皆さんのお家では、『○○家のルール』みたいなものはありますか?
よく、「ウチはウチ、他所は他所!」というセリフを聞きますが、我が家にも面白い特別ルールが存在します。
そして、この約束が意外とケンカしないための、大きな役割を果たしていたりします。
その約束がどんなものなのか、これからお話しできればと思います。
- 妻への感謝のメッセージ 大きな犠牲を払ってくれてありがとう
- パートナーが払ってくれている犠牲の大きさを考える
- 家族間の約束をつくっておくと、ムダな争いを回避できる
- 約束を作るときは、『パートナーの喜びのために』
妻への感謝のメッセージ 大きな犠牲を払ってくれてありがとう
愛する妻さんへ
妻さん、あなたが本当は生まれ故郷で生活したかったのを知っています。
今、私たちが住んでいる場所は、あなたの体に合わない場所だから。
それなのに、妻さんは私と結婚すると決めた学生時代、私の地元を就職先に選んでくれました。
そのおかげで、私は地元で仕事を拡げることができました。
本当に今でもずっと感謝しています。
妻さんの愛で、今があります。
5年間、私はこの場所であなたを幸せにできましたか?
大変だったと思うけど、これからも妻さんを幸せにしたいと思っています。
今すぐに、この場所を離れることはできないけれど
いつか妻さんの望む場所で暮らそうね。
愛してます。
夫より
パートナーが払ってくれている犠牲の大きさを考える
妻は、もともと日中の紫外線が少ない地域で生まれ育ちました。
それに対し、私の地元は「山陽」と言われるほど、かなり『日差しがきつい』場所です。紫外線は結構強いです。
でも、九州・沖縄ほどではないのかな?(私は昔、九州にも住んでました。)
そして、妻は紫外線アレルギーを持っています。
私には、どうということない日差しでも、妻は日焼け止めを塗らないと、真っ赤に腫れ上がります。湿疹が出ます。火傷みたいになります。
肌がとても白い方は、同様のことが起こるらしく、私の友人の男の子も
『俺は肌が焼けて黒くならない。赤く腫れあがって火傷みたいになる』と言っていました。
正直、そんな妻を日差しの強い私の地元に呼ぶ事には抵抗がありました。
しかし、二人で祈り、決断して、彼女は私の地元で先に仕事を決めてくれました。
資格取得後すぐ、独立したい私を支えるためでした。
妻が『夫ちゃんの地元で就職決まった!』という話をしてくれた時、この人を一生支える覚悟ができました。
妻は自分が日差しで火傷をするかもしれないのを覚悟のうえで、自分から来てくれると言ってくれたのです。
私の心には感謝しかありませんでした。
体に合わない気候、言葉も違う(方言がキツイ)、土地勘もない、しかも二人とも貯金がほぼ0からのスタートになります。
そんな彼女を迎えるにあたり、私は一つの約束をしました。
家族間の約束をつくっておくと、ムダな争いを回避できる
妻が私の地元に来てくれる時、私はこんな約束をしました。
『妻さんがこっちへ来てくれるなら、家のことに関することは全部好きなように決めていい。』
つまり、食べたいもの、行きたい場所、やりたいことを、基本的に『どうしても駄目』という状況でない限り、妻の好きなようにしてもいいと伝えたのです。
更に、こう加えました。
『でも、車買う時だけは選ばせて。』(私は車好きなので)
はい、極端ですよね。でも、これが功を奏しました。
二人がどこかに行く時も、何かをするときも、何かを食べたいときにも、妻と簡単に相談・決定することができました。
妻は基本的に「我が強くない」人なので、何か食べたいものがあるときも、『何が食べたい?』と聞いてくれたり、『△△を食べていい?』と確認してくれます。その他あらゆることで必ず相談してくれます。
私は妻が喜んでいる姿が何よりも嬉しかったので、本当にダメなもの以外は全て止める必要すらありませんでした。
前述の約束があったので、私の口からは
『嫌だ、私はそれを食べたい気分じゃない』
というようなケンカの原因に成りかねない発言も出ることはありませんでした。
もちろん、私も『どうしても今はこれが良いな』と思うことはあります。
そんな時は妻に正直に伝えると、妻は笑顔で私の意見を通してくれます。
約束は基本にあっても、パートナーへの愛と思いやりを優先することが大切だと、お互いが理解しているからです。
そして結局、気づくと妻の理想の車がウチにあります(笑)
それでも、妻が喜んでくれるなら、それが私の喜びになっています。
約束を作るときは、『パートナーの喜びのために』
夫婦生活は、互いへの愛と思いやり、そして一致が必要です。
法律と同じで、『こういう時にはこうしよう』というルールは、夫婦間のムダな争いを避け、より良い家庭環境を作るのに役立っています。
しかし、それはあくまでも『家族が幸せであるため』『悪い状況から家族を守るため』です。
自分のやりたいことを押し通す為に『もしあなたがこうするなら、わたしはこうする』という様な『夫婦の思いに一致のない条件』下でのルールは、むしろ作らない方がいいでしょう。
昔、犬がしゃべるドラマで、某家族が「おきてノート」というものを作っていましたが、あれは良い模範例かもしれません。
相手を愛し、助け、思いやる内容の家族ルールがあると、車の運転と同じで、不必要な事故や衝突を避けられると思います。
よかったらぜひ試してみてくださいね。
読んでくださった皆様に祝福がありますように。感謝を込めて。