やすさとです。
今週のお題「激レア体験」について書いてみようと思います。
今回は、独身で中国地方の海沿いの町に住んでいた時のお話です。
ある晴れた昼過ぎの時間帯でした。
田舎のローカル線電車というのは通勤時間帯以外は非常に空いており、4両編成でありながらほとんど人はいませんでした。
電車の中は窓に沿って長い8人掛けのシートが設置されていて、真ん中の通路に向かって座れるようになっていました。
私は先頭車両に乗るのが好きだったので、その日も先頭車両の後方に座っていました。
電車の中は案の定ガラガラで、ホームに設置されている階段から一番遠いこの車両には私以外ほとんど人はいませんでした。
電車の中って不思議ですね。
人数が少ないとなぜか、できるだけ離れて座ろうとしてしまいます。
その日も窓に頭を持たれかけながら、時々窓の外を眺めつつ、のんびりと座っていました。
日差しが気持ち良く、ボ~ッとしていました。
地元の駅を出て、20分を過ぎたころだと思います。
ギイィイイイィィィッッ!!
前触れもなく、突然電車が急ブレーキをかけました。
そして・・・
ドンッ!!
何かぶつかった衝撃音から、あっ!と思った次の瞬間から
バキバキバキバキバキバキバキバキ・・・
列車の先頭の方から、何か砕けるような音が近づいてきます。
バキバキバキバキ(゜.゜)バキバキバキバキ(´゚д゚`)・・・・(シーン・・・)(◎_◎;)
え?何今の音。真下で止まったんですけど・・・
怖すぎて外見れない。
変な汗でる。マジで?やっぱりアレですか?
そして車内アナウンス。
『ただいま、人身事故が発生いたしました。しばらくお待ちください。』
やっぱりかーっ!!(T_T)
・・・・・・・・・・・・・。
少ししてから救急車が来ました。
そしてサイレン鳴らして走っていきました。
でも、救急車が来てくれたことで少し安堵しました。
電車の下には『人は』巻き込まれてないって事なので。
停車から30分が過ぎたころ、再びアナウンス。
『大変お待たせいたしました。自転車の撤去作業が終了しましたので、発車いたします。(続けてお詫びのあいさつ)』
自転車かぁぁぁ・・・(~_~;)「マダヨカッタ...」
私の使用していた路線では、時々人身事故がありました。
田舎なので、踏切の無い線路を横切れる場所が何か所もあったので。
後にそれらは少しずつ整備されていったようですが、今回は誰かが自転車で侵入したため起こった事故の様でした。
その後、運ばれた方がどうなったのかはわかりません。
しかし、どうか生きていてほしいと願わずにはいられません。
とりあえず、あの
バキバキバキバキバキバキバキバキ・・・
という床下で砕ける音が近づいてくるのは少しトラウマです・・・。
皆様も、線路への侵入は危ないので絶対にお止めくださいね。
やすさと