今日も妻のことばかり考えているやすさとです。
家で二人一緒にいられると、一日が非常に短く感じます。
妻がずっと一緒にいてくれる・・・本当に至福の時間です。
いつも、妻を大切にすることを生活の中心に置いていますが、当然ながら失敗もあります。
ケンカにはならないものの、思わぬ形で妻の傷に触れ、妻が非常に落ち込んでしまった・・・という状況がありました。
今回は、過去に私の経験で失敗したことを大きく三つにまとめました。
そして癒すために行ってきた方法を、具体的に書いていこうと思います。
失敗談
1.最後に否定形の言葉を加える。
例えば、妻の料理を食べていたとします。
そして、「見た目が綺麗で、香りもよく、本当においしい・・・でも、もう少し味が濃い方が好き。」と伝えた時です。
このでもが曲者です。
一見、そこまで傷つきそうな言葉には見えないかもしれません。
以前の記事でも取り上げていますが、妻は料理が基本的に苦手なのです。
しかし、私のために頑張って作ってくれます。
「正直、料理はストレス」とまで言われたことがあります。
だからこそ、料理について何かを伝えたいと思った時には、彼女の持っている背景を考える必要があります。
努力をしているパートナーに必要なのは、基本的に誉め言葉のみです。
完成したあとの料理に手を加えることを、多くの人は嫌がります。
(本人が「好みで○○を足してね」と言われているような状況は除きます)
もし濃い方が好きなら、一緒に料理を手伝って、完成前に味見をし、もう少し味を濃くしてもいい?と確認することもできるかもしれません。
または「少し薄味なのは、私の体を思ってくれたんだね、ありがとう。」や「少し薄味にしてくれたんだね、美味しいよ」とポジティブな言葉や感謝の言葉に変えることもできます。
すると、「あれ?少し薄かった?」と考えてもらえたり、美味しいと伝えることで喜んでもらえます。
10の誉め言葉も、最後に1の否定の言葉を持ってくるだけで、それまでの全てをひっくり返します。
2.ほかの人になぞらえる。
『まるで△△さんの様だった』『今の言葉は××さんの様な感じがした』というような表現です。
一見問題がなさそうに見えるこれらの表現は、非常に注意が必要です。
これらは、妻を中心に見ていない表現です。ほかの誰かを中心に見ていて、それに妻が似ているというような言葉です。
上記の二つは、ポジティブな内容であれば、とても喜ばれることもあります。
妻が心から尊敬している人物や、愛している存在なら、元気にすることもできます。
しかし、これが『あのようになってはいけないと考えていた人物』であったり、『嫌いな人物』だったりすると意味が180度変わります。
実際、このケースの失言で、妻を非常に深く悲しませた経験があります。
不用意な発言には非常に気を付けなければならない、と心から反省しています。
3.比較する
これが最もしてはいけないケースです。
以前にも書いたことがありますが、妻は自分に自信がないという人です。
その人に向かって、誰かと比較することからは決して良い結果は生じません。
例えば、『なんでこんなこともできないの?』
または、『○○さんはできるのに、何であなたはできないの?』という言葉。
ほぼ間違いなく『自分は出来るのに、あなたは出来ない』という意味に聞こえます。
これは、言われた相手を非常に傷つけます。
その人は、多くの場合既に精一杯頑張っているからです。
さらに、言った当事者も気づかないうちに高慢になっている、または自己中心的であることを解っていないケースがあります。
私のごく身近な人にも、そのような人がいます。
その人自身もほとんど褒められたことがない環境下で成長し、自分でも人を誉めることをしません。
自分に対する評価が極端に低く、『自分ごときに出来ることは、誰でも出来て当たり前』という偏った価値観を持っています。
そのため、その人は口癖のように『何でできないの?』や『信じられない』という言葉を使います。
私を含め、言われた相手がその都度自信を失ってきたのは言うまでもありません。
他にも、比較で気を付けるケースでこのようなものがあります。
二人の姉妹が居たとします。その姉妹を誉めようとして、
『A子ちゃんは料理上手で、B子ちゃんは可愛いね。』
と言ったとすると、このように受け取られることがあります。
『A子ちゃんは可愛くなく、B子ちゃんは料理が下手。』
褒める時は一人一人のあるがままを誉め、誰かとの比較に聞こえないように配慮する必要があります。
目の前に愛するパートナーしかいないなら、その人を心から誉めるのに他人は必要ありません。
改善のために
心の傷を癒すために
思わぬ形で愛する人を傷つけてしまうケースは、他にもたくさんあります。
いずれの状況下であったとしても、愛するパートナーを傷つけてしまった場合は以下のことが必要です。(私の経験です)
傷を癒すためのプロセス
①謝る
②悔い改める
③同じ失敗をしないことを決意し努力する
④和解する
⑤今まで以上の(状況によっては何倍もの)愛を示す
⑥愛を示し続ける
①謝る
これは最も大切な行動です。心から謝りましょう。
「とりあえず」というのは相手に伝わり怒りを招くことがあります。気持ちを込めて謝りましょう。
たとえそれが、「なんで相手が泣いているのか解らない状況」であってもです。傷つけたことには変わりません。
一番の問題は、泣かせた本人がパートナーが泣いている理由を理解できていないことだからです。
以前お話したコミュニケーション不足も問題かもしれません。
まずは傷つけたことを謝り、相手が落ち着いてから、何が原因なのかゆっくり話し合ってみてください。
②悔い改める
悔い改めるというのは、パートナーを傷つけたことを悲しみ、そしてその行いをやめるということです。
たとえ謝っても、何度も同じことを繰り返し行う様では意味がありません。
③同じ失敗をしないことを決意し努力する
③は②と深いつながりがあります。
悪かった部分を直す決意をして、意識しながら生活することで同じ失敗を避けることができます。
④和解する
和解は非常に大切です。
一方的に『謝ったんだからもういいだろ!』のような傲慢な態度は、信頼関係に大きな溝を作ります。
相手を傷つけてしまった時には、謝罪して、話し合い、和解するというプロセスによって、信頼関係を強くすることができます。
⑤今まで以上の(状況によっては何倍もの)愛を示す
私が知る限り、女性は心に傷を受けると、しばらくの間非常にデリケートな心の状態を維持しているように思います。何気ないちょっとしたことが、通常よりも深いダメージになることさえあります。
パートナーを傷つけてしまったら、それまで以上の愛を示し、傷が癒え、回復するまで努力が必要です。
しかしこれは、過剰なまでにプレゼントを贈ったり、何か極端な行動に走る必要があるというわけではありません。「パートナーが喜ぶこと」を思い出し、行動に移してみてください。
⑥愛を示し続ける
一時的に愛を示すことを頑張っても、継続しなければ意味がありません。⑤を始めたら、マラソンのようなイメージで続けてください。短距離走のように一時的に全力を出して、疲れてしまっては意味がありません。
パートナーのために、愛を示し続けることで、雨の降った地を固めてください。
他にも良い方法はたくさんあると思います。
今回は、私がいつも意識して行っている方法を書かせていただきました。
私の経験が皆様のパートナーシップに少しでもお役に立ちましたら幸いです。
感謝を込めて。
やすさと