こんにちは。鍼灸師のやすさとです。
先日、私はダイソーで3種類の台座灸(インスタント灸)を見つけた記事を書きました。
100円ショップのお灸は初めてだったので、実際に試してみました。
今回はダイソーで販売している「はじめての温灸」シリーズ3種類の内、よもぎ以外の残り2種類(シナモン・ローズ)を比較して、熱や香りを比べてみたいと思います。
台座灸は初めてという方は、下記の記事にも目を通してください。
簡単な使い方や注意事項などを書いています。
これまでに台座灸を使ったことのある方は、この記事☝はスルーしていただいても問題ないと思います。
それでは今日も宜しくお願いいたします。
専門用語
もぐさ・・・ヨモギを乾燥させ、すり潰して作ったお灸の材料。
台座灸・・・台座の上に固めたもぐさをのせ、その台座を体の上に置き、もぐさを燃やして行う灸治療の道具。(「インスタントお灸」と呼ぶこともある)
シナモン
まずは桂皮(シナモン)から。
シナモンの香りは疲れた心を癒し、気力を回復させてくれるうそうです。
それでは、比較検証スタートです。
<燃焼前>
形
お灸の見た目は基本「もぐさ」とそっくりです。
円筒状に固められているもぐさを包んでいる紙の部分が、シナモンだと判るように茶色になっています。
台座の部分は共通だと思います。
香り
シナモンパウダーをもぐさに配合させているそうです。
鼻を近づけてみましたが、燃焼前は1cmくらいまで近づけて、ようやくシナモンの香りがしました。
重さ
体感ではほとんど変わりません。というか差がわかりません。
<燃焼時>
熱感
個体差があると思うのですが、今回のシナモンは、3分くらいまでほとんど熱が感じなかったのですが、3分15秒くらいから急に熱を感じ始め、あっという間にピーク温度に達しました。
今回の台座灸は火をつけてから7分くらい持続しました。
※台座灸は、間接的なもぐさの熱、そして台座が熱くなることによる「台座の熱」によって施術します。
不快な痛みを感じる場合は、痛いと感じた時点ですぐに外します。火傷防止の為です。
気持ちいい熱量の場合は台座が冷たくなるまで載せておきます。
香り
私の鼻でかぎ分けることができたのは、もぐさの香りだけでした。
もっとシナモンの香りがするのかと思っていましたが、煙が出ている間はもぐさの香りが前に来ていて、シナモンを嗅ぎ分けることができませんでした。
しかし、もぐさが燃え尽きたあと、微かにシナモンの香りが感じられたように思います。
ローズ
<燃焼前>
形
やはり見た目はそっくりです。台座も共通だと思います。
こちらはもぐさを包んでいる色がピンクになっており、一目で違いが判るようになっています。
香り
こちらはバラのエッセンシャルオイルが塗ってあります。
鼻に近づけると、確かにバラのオイルの香りがします。
女性は好きかもしれません。
重さ
こちらも燃焼前は差がわかりませんでした。
<燃焼時>
熱感
熱を感じ始めたのは2分15秒~ぐらいでした。
温度のピークは3分15秒~4分の間だったと思います。
シナモンよりもゆっくりと熱が上昇しました。
今回の台座灸は6分30秒くらいまで熱が持続しました。
香り
こちらはもぐさが燃え始めて煙が出ても、シナモンの時よりも香りが軽く感じました。
もぐさの香りも確かにしますが、強くはありませんでした。
4分くらいの時、もぐさが燃え尽きて煙がでなくなると、お灸から30cm位離れた位置でもしっかりとローズの香りがわかりました。
まとめ
・燃焼前はどれも臭いはほとんどしない。
・香りはもぐさが燃え尽きてから(煙が止まってから)明確にわかる。
・燃焼時間は個体差の範囲。
・アロマなどが好きな方にはおすすめ。
・アロマ的な香りが苦手な方は、もぐさかシナモンがおすすめです。
妻の記憶によると、以前はもっとほかの香りもあったらしいです。
もしお近くにダイソーがありましたら、探してみてくださいね。
今後は、この台座灸を使ってセルフケアができるツボをお伝えしたいと思います。
今回も読んでくださってありがとうございました。
皆様のご健康を心からお祈りしています。
やすさと